冬がやってくる

夏は

ああ、緑がきれいだなと思うだけの木々が
秋になり 葉を落とすと
その樹形にどきりとする。

当たり前だけど、木は移動することができない。
だからどんな条件の場所だろうと、そこに適応して
成長する。
成長できなかったら、今ここにない。

相方の自宅の染め工房に向かう裏道は
海に面して畑が広がっている。
工房から帰るときはちょうど夕暮れで、
右手に畑と海、そこに陽が落ちる。

畑と海の間にポツポツと立つ木は
いつも海風をまともに受けているのだろう。
長い年月を風の中で生きた姿は
真っ直ぐに上に向かう本来の形ではない。

それでもしっかりと 幹と根とのバランスをとって
危なげなく堂々としている。

どの木も本当に、美しい。
勇気をもらう。

 

 

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